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京大・学術語彙データベース 基本英単語1110価格: 1,470円 レビュー評価:4.0 レビュー数:6 東大に続き京大までもがこのような本を上梓するとは残念です。内容自体を批判するつもりはありません。ただ、この国の語学教育の現状をよく表しており、また、決して明るくはないこの国の未来が垣間見える気がします。他国の一流大学からこのような本が相次いで公にされるというのは、私にはちょっと想像できません。
大学における語学教育の本質は読書にこそあり、その補助手段としては辞書をはじめとした既存の情報媒体で充分だと信じますが、いかがでしょうか。大学には先生がいらっしゃるので、学生さんなら質問することも出来るはずです。専門性の高い用語集ならばもっと良書があるでしょうし、TOEFLやGRE、GM |
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UNDERGROUND TAPES~1973 京都大学西部講堂(紙ジャケット仕様)価格: 2,625円 レビュー評価:4.5 レビュー数:7 この伝説のバンド「村八分」の音が残っていたこと自体だけで星5つ献上。これを聞くと改めて録音の良し悪しなんか本当の「音」には関係なのではないかと思ってしまう。これほど、けだるい日本語がぴったりと乗ったサウンドはお目にかかったことがない。既にチャーボーは亡くなってしまっていて、本当に幻のグループになってしまってますが、聞くたびになんとも言えない気持ちになります。ボーカルとギターの音と録音の悪さが絶妙の味を出しております。まず聞いてください。 |
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京大学生マニュアル~スタートダッシュ編~価格: 683円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 京大生活を最大限充実させる術がつまったマニュアル。
マニュアルと書いてしまうと、味気ないが、主人公直樹が失われた大学生活を取り戻すという物語に沿って、京大生活のいろはを知ることができる。
一回生のとき、この本に出会っていれば、また違う大学生活を送れたかなあと思う。
ただ、このマニュアル通りに生活すれば充実するというのは、もちろん間違いで、この本をきっかけにして、本来見ることのできなかった京大生活の一面を発見できることに意義がある。
京大を志す受験生、そのご家族、京大生、教官、京大生の恋人、 |
京都大学数学入試問題50年―昭和31年(1956)~平成17年(2005)価格: 3,990円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 京大の数学の入試問題は東大を含む他大学にはない独特の味があり、なかなか一言では言いにくいのだが、計算力よりも思考力を徹底的に試すといったところがある。例えば、この本に収録されている昭和47年に出題された333の問題はある意味で代数系の問題といってよく、高校数学の範囲を逸脱しているといえば、確かにそうなのである。群論のさわりぐらいを勉強してあれば何でもないのだが(しかしそんなことを高校生に期待すべきではない!)、結合律
(a+b)+c = a+(b+c)
と交換律
a+b = b+a
の成り |
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緑の世界史〈上〉 (朝日選書)価格: 1,785円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 イースター島の悲しい歴史が第1章に配置される所に本書の主題が明らかにされています。 人類5万年の世界史を語るときに、ちっぽけなイースター島が第1章を占める。 それほど、この島の歴史は重要なのです。 続いて、シュメール、インダス、ギリシャ、ローマ、マヤ等の古代文明の姿が冷静に描かれています。人類がそこにある植物、動物を利用して繁栄を築き、そして資源枯渇により衰亡した姿を、作物と家畜の性質や収穫量を挙げて丁寧に説明しています。 最後に現在が人類史のクライマックスであることを人口、燃料消費量等のグラフを用いて丁寧に説明しています。 著者は細かい史実にも造詣が深く、うならせ |